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完成パース
今回は大規模和風住宅の家づくりです。
実は既存建物と渡り廊下でつなぐ増築だったりします(汗)
南側の玄関から東側の勝手口までグルリと土間縁をポーチとして設ける事で夏は涼しく冬は暖かい内部空間を創り出します。土間縁は近所の方々との交流の場としても重宝されるでしょう。
外壁には1階部分・2階部分共に県産杉材を横張りで縦桟を取付け鎧状にします。妻部分には耐久性に優れた金属サイディングを使用します。 |
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ダイニングキッチン
生活の中心となるダイニングキッチンです。
県産材を始め自然の木に包まれた18帖の『ゆとり』ある空間としました。
奥の9尺幅の2枚引戸の長戸からは自然豊かな田園風景が一望できます。
とにかく『ゆとり』が良いんです♪ |
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ダイニングキッチン
生活の中心となるこの部屋からは奥の襖を開けると茶の間(奥座敷)につながります。
奥左は勝手口で奥さんが外との出入りがし易い間取りとしています。買い物、ゴミ捨てなどがすごく楽チンです♪♪
右に行くと脱衣室やトイレ・老人室など配置しています。 |
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老人室
おばあちゃんの部屋からはトイレと脱衣室に直接アクセスできる間取りとしました。
頻繁に利用するトイレの出入り口には電動の自動引戸を計画しました。
介護に備えて洗面化粧台も設置しました。
当然、台所などの生活空間にも近い間取りとしています。 |
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ユニットバス
おばあちゃんが使い易く、介護もし易い様にユニバーサルデザインのユニットバスを設置しました。
1.25坪の洗い場が広いタイプで全面に手すりが配置されています。浴槽の風呂ブタはベンチ代りになります。 |
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玄関・土間縁
土間縁は玄関から勝手口までL型に伸びています。
ポーチの丸桁は12m材と11m材を組んだ構造になっています。この土間縁のポーチの迫力だけでも一見の価値あり!です。 |
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縁側
座敷回りには縁側を計画しました。
夏場は座敷へ直接日差しが入る事を防ぎ、冬は緩衝帯となって寒さを和らげます。
外の土間縁とのつながりのお陰で非常にゆとりのある空間となっています。
お客さんの要望で、この空間を『無駄』と考えず『ゆとり』と考えて間取り計画を行いました。
最近の効率重視の間取りとはコンセプト自体が違っていますが『ゆとり』のある生活には憧れます! |
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座敷
最近めっきり減ってしまった座敷二間の間取り。
手前が奥座敷ですが、ここは普段は茶の間として利用します。
間境の吉原障子も最近では非常に珍しいですね。
現在はランマも入って良い感じに仕上がっています。 |
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県産材
腰板には県産材を利用しています。
赤と白のムラがありますが、この不揃いが自然素材だということを演出していると思いませんか? |
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県産材
2階フリースペースの手すりにも県産材を利用しています。
手すりは安全に配慮して縦残型としています。
たまに見受ける横残型は、子供がよじ登り易い形状の為、非常に危険なんです!皆さんお気を付け下さいネ。 |
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屋根裏物置
大きい下屋部分は、お得意の屋根裏物置として有効利用。県産材による登り梁構造のお陰で柱や梁を省けては非常に広い空間が可能となっています。
また、将来部屋に作り変える事も可能です。
壁と屋根面に見える黄色いのが現場発泡吹付断熱材です。 |
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屋根工事も完了し、外部に耐震の構造用合板を貼って地震に強い家にしていきます。
これからは台風シーズンですがビクともしない家になります。 |
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いよいよ建前当日!!
今回もナガシマでしか実現できない長尺材によるノージョイント工法で骨組みを造っていきます!
材料を前にすると大工さんが小さく見えてしまいますね。 |
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まずは1階の柱を立てて建前スタートです! |
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ナガシマの梁は基本、家の端から端まで1本の材料で通しています。
これだけの家の規模でもノージョイント工法を実現できるのはナガシマだからこそと言えます! |
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県産材の見えるダイニングキッチン
普段家族が集まるダイニングキッチンは県産材の梁を化粧で現しています。
決して質が良いとは言えない県産材ではありますが、原木(丸太)から材料を吟味する事で、県産材を化粧材として魅せる事も可能です。
まぁ最近は、節があるから『木』らしくて良い!というお客さんも増えてきていますしね! |
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1階部分の構造が組み上がりました。
足場からの撮影では広角カメラを使用してもなかなか収まり切らない規模です。
鳶さんが小さく見えてしまってますね。。。 |
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ノージョイント工法
通し柱の間はすべてつなぎの無い1本物の梁を使用しています。
これがナガシマの建前の醍醐味だと自負しています!
機会があれば是非一度ご覧になって下さい!
建前の常識が一変すると思います。本当に長持ちする構造の建前を体験してみて下さい! |
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登り梁構造
ナガシマお得意の登り梁です。
通常の小屋組みと違い梁を屋根の勾配に斜めに架ける事によって非常に強い小屋組みと広い空間利用が可能になります!
この部分がどの部分なのかは今はまだ秘密です! |
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最近では珍しくなってしまった丸太梁。
今回はナガシマお得意の登り梁構造だけでなく、丸太梁を多用した伝統的な和組みも採用しました。 |
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建前完了!
灼熱の中、2日間に渡る建前が完了しました。
大工さん、鳶さん、本当にお疲れ様でした!!
この後は完成に向けて職人さん達に頑張って頂きます!
今後の様子もお楽しみに!! |
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きざみ作業
大工さんの作業場の風景です。
今回も長さと大きさは自慢できる構造材を使用しています!
写真の棟梁は余りの暑さと、大きい材料に四苦八苦しておられました。。。
今回もナガシマの家づくりの宿命と思ってヨロシクお願いします! |
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基礎工事完了
灼熱の天候の中、何とか基礎工事が完了しました!
今年の天気は本当に異常です。。。結局雨に打たれる事なく基礎工事が終わりました。
余りの乾燥具合の為、水を撒いて養生してもらいました。
建前当日も晴れますように!でもお手柔らかにお願い致します!お天道様。。。 |
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基礎配筋
基礎は全てベタ基礎にて行います。
猛暑の中、職人さん達は熱中症と戦いながら作業しておられました。
職人さんには頭が下がります。。。 |
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丁張り
基礎屋さんが基礎を造る為の基準になります。
建前に向けて頑張ってもらいます! |
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地盤改良
地盤調査の結果、約1m位までは粘土質の軟弱地面だった為、セメントによる表層改良を行いました。
セメント改良にあたっては、後の配管などに支障が無いように配慮し、基準地盤面より30cmは砕石にて埋め戻してあります。 |
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地鎮祭
土地神様を鎮め、工事中の事故が無いようにお払いしました。 |