大黒柱に囲まれたリビングのある家
概要
用途 | 延面積 | ||
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所在地 | 断熱 | ||
竣工 | 平成22年 | 地域材 | |
構造 |
ギャラリー
完成パース | 完成写真 |
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住宅部分とカーポート部分を一体の屋根としてカーポートの利便性を上げた計画としました。
外壁には1階部分に県産ヒバ材を横張りで使用し2階部分には耐久性に優れた金属サイディングを使用しました。
大黒柱に囲まれたリビング 生活の中心となるリビングの上部は吹抜けとしました。 リビングの四隅には、1階から屋根までの通し柱の大黒柱が家を支えています。 吹抜け部分の梁は、旧家に良く見られる『ワクウノウチ』の様に構造材同士を咬ませ合う事で高強度の軸組みにしました。 吹抜けは2階のフリースペースに繋がっている為、常に家族の存在を意識し合える計画としてあります。 冬場の暖房は、リビングとダイニングの蓄熱暖房機2台によって家全体を暖房します。吹付け断熱による高断熱だからこその暖房能力です。 |
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ダイニングキッチン 使い勝手の良い対面型のキッチンのカウンター下に蓄熱暖房機を設置してあります。カウンターが熱で変形しないように対策もしてあります。 ダイニングからは、リビング・玄関への廊下・家事室・脱衣室・2階への階段・食品庫・勝手口と全ての生活スペースへの動線の中心とし、奥さんが使い易い計画となっています。 |
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畳スペース リビング横には畳スペースを設けました。 夏場は座卓を置いたり、横になってくつろいだり。冬場はコタツを敷いての団欒を満喫できます。 赤ちゃんの居る子育て世代の方には、遊び場としてやオムツを替える時なんかにも重宝されるとおもいますよ♪ |
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和室 客間としての和室は親戚の方々が遊びに来た時の寝室としても利用する計画です。人数が多い時は、畳スペースと一体利用する事で対応する計画です。 将来的には座敷としての利用も考えて格式を持たせました。 |
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玄関 外観など家全体のイメージに合わせて玄関には木目のドアを採用しました。 玄関横にはコートや靴を仕舞えるクロークを併設してあります。扉にはハーフミラーのガラスを使用し、出掛ける時に全身をチェックできる姿見鏡としても使えます。 左の郵便受けカウンターは雨で濡れた傘を引っ掛けて乾かすのにも役立ちます♪ |
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家事室 家事室は脱衣室とダイニングにつながっています。 4帖の広さがある為、整理タンスや家事用の作業台などを置いても広さに余裕もあります。 サンルームとしても利用できるので、洗濯物が乾き難い梅雨時期などは、除湿機を置いて乾燥室としても利用出来ます。 洗面化粧台を脱衣室に設置しない事で、家族が風呂に入っていても心配せずに同時使用が出来る計画となっています。。 |
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ユニットバス ユニットバスには1.25坪を採用しました。 小さいお子さんがおられるので洗い場の広いタイプを選択し、お子さんの世話をしやすいようにしました。 今後も家族が増えていっても十分に対応可能です♪ |
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勝手口 ダイニング横の勝手口を出るとカーポートになっています。雨や雪の日でも車から濡れずに家の中に入る事が出来ます。また、大量に買い物してきても距離が近いので楽チンです。 勝手口にも玄関同様にクロークを併設し、普段履きの靴やコートなどを仕舞えるようにしてあります。 このクロークには食品庫だけではストックしきれないリサイクルの回収袋も仕舞っておく計画にもなっています。 |
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食品庫 食品庫には贈答品や食品のストック以外にもポリや空き缶などのリサイクル品のストックする場所としても利用します。 また、食品庫には分電盤や弱電盤を設置してあり、各部屋のブレーカーをはじめ、各部屋とパイプで繋がっている為、TVやNETなどのケーブルをここから出し入れする事ができます。IT社会の今後にも柔軟に対応出切る様にしてあります。 |
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2階フリースペース・吹抜 2階の中央には吹抜けを通じてリビングと繋がっている多目的のフリースペースを設けました。 子供部屋の広さが限られている為、遊ぶのはこのフリースペースで!という思惑です。 フリースペースで遊んだり勉強したりと有効に活用してもらう事で、子供たちが自分の部屋にこもりきるのではなく、家族とコミュニケーションを取りながら生活いてくれれば良いなと思っています。 |
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寝室 将来的には子供部屋と分けて使える様に2ドアの1ルームとして計画してあります。今はまだお子さんが小さいので2室分を広く使う計画としました。 お子さんの人数が3人以上になると、この寝室を2つに仕切る事になります。仕切って狭くなってしまう分、ロフトを計画できるように勾配天井としてあります。 |
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子供室 こちらも寝室同様に将来2室利用できるように勾配天井の2ドアの1ルームとしてあります。 お客さんの子供部屋は3つという要望に対応しました。 |
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屋根裏物置 カーポート部分の屋根裏には大容量の屋根裏物置を計画してあります。 屋根裏にも登り梁を採用する事で邪魔な構造材を一切省き、広々と使う事ができるようにしました。 もし、将来部屋数が不足した時に仕上げれるような段取りにもしてあります。 |
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吹付断熱施工後 外壁面と屋根裏全体に現場発泡の吹付断熱を施しています。 施工前後では日差しによる温度変化や外気温による温度変化が明らかに違ってきます。 大工さんは毎回断熱の効果に驚いておられます。 |
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吹付断熱施工前 断熱材は屋根裏は野地板(屋根の下地材)に吹付けますが、壁面は耐震性向上の為の構造用パネルに吹付けを行います。 当社では50~120mmの厚さで断熱を行うため、100倍発泡の圧力に負けない様にパネルに対して吹付けを行っています。 |
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工事中の様子1 上:2階のフリースペースからリビング上の吹き抜けを見渡している様子です。 2階の梁や小屋組みの登り梁などは完成後も化粧材として現しにします。 濃い茶系の色で統一させて重量感のあるドッシリとしたイメージに仕上げます。
下:1階の畳スペースからリビング・ダイニングキッチンを見渡している様子です。 |
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瓦葺終了 屋根は日本瓦葺とし、瓦は黒瓦としました。 外壁の白黒のモノクロカラーと相まって引き締まった外観デザインとなるでしょう。 |
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東側の様子 中央部分が大黒柱に囲まれたリビングになります。上部は吹き抜けになり、明るく2階とのコミュニケーションを取れる空間となります。 左側には畳スペースを計画してあります。 |
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いよいよ建前当日!! 前日のうちに床に構造用合板を並べて足場を良くしておきました。 まずは柱を立ててから建前スタートです! |
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1階の柱が大分立ちました。 | |
大黒柱 大黒柱は4本あり、4本とも通し柱となっています。 材料にはヒノキ6寸角を使用しています。 |
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大黒柱「同士を繋ぐ梁を組み立てています。 鉢巻のように組み付けて強固な構造体を造ります。 |
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大黒柱に囲まれたリビング リビング上部にはワクノウチの様な考えの木組みを施しました。 大黒柱と背の大きい断面の梁を繫ぎ、その梁同士を雁字搦め(ガンジガラメ)にするように丸太などの梁を組み込むことで非常に強い軸組みとなります。 |
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リビングの構造に取り付けながら他の部屋の構造を持たせていきます。 大黒柱の中にお互いの仕口を通してシャチという栓で閉めつめる事で柔軟性のある高強度の構造としています。 |
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リビング上部の吹き抜け。 大黒柱が突き抜けています。本館(2階)の床だけでなく屋根の過重も支えます。 |
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ノージョイント工法 通し柱の間はすべてつなぎの無い1本物の梁を使用しています。 ナガシマの家づくりの特徴の一つ目です! |
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上棟 いよいよ棟木の組付けです!お客さんが見逃してはならない瞬間ですね。ちゃんと連絡して観て頂きました。 棟木も例に漏れず1本物です。 |
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登り梁構造 ナガシマの特徴その2です。 通常の小屋組みと違い梁を屋根の勾配に斜めに架ける事によって非常に強い小屋組みと広い空間利用が可能になります! 仕上がりを楽しみにしていて下さい! |
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建前完了! 2日間に渡る建前が完了しました。 この後は完成に向けて職人さん達に頑張って頂きます! 今後の様子もお楽しみに!! |
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建前日決定!!
4月25日(日) ナガシマならではの『建前らしい建前』をこの機会に体感してみてはいかがですか!? |
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きざみ作業 大工さんの作業場の風景です。 塗装をしてある材料は斜めに架かる登り梁です。この登り梁のおかげで大空間を実現する事ができます。 材料の山の上に乗っかっている丸太材はリビングの吹き抜け部に化粧材として使用します。 大工さんが加工しているのはリビングの四隅に立つ大黒柱です。この大黒柱は4本とも国産ヒノキを使用し、土台から2階の桁までの通し柱としました。 |
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基礎工事完了 天気の悪い日の合間を縫う様にして何とか基礎工事が完了しました! 今年の天気は本当に異常ですよね。。。 建前当日が晴れますように! |
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基礎配筋 住宅部分はベタ基礎。カーポート部分は布基礎+土間としました。 家を支える大事な部分なので鉄筋屋さんも真剣です! |
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丁張り 基礎屋さんが基礎を造る為の基準になります。 建前に向けて頑張ってもらいます! |
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地鎮祭 土地神様を鎮め、工事中の事故が無いようにお払いしました。 |
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地盤調査 瑕疵担保保障の為の地盤調査です。 現地が小矢部川から山側の為に地盤が不安でしたが結果は良好で一安心でした。 |