TH大賞地域優秀賞受賞の家

概要

ギャラリー

	第19回トステムTH大賞リフォーム部門地域優秀賞を受賞しました。 提案型2世帯住宅としました。1軒の家の中に和と洋の異なる空間を、メリハリを効かせて同居させる家づくりをしました。
	完全2世帯住宅の為、玄関は2つあります。正面右が親世帯の玄関。左の奥が子世帯の玄関です。 外壁には県産材を使用しています。
	南には庭園が広がっています。1階と2階のウッドデッキからは違った景観を楽む事ができます。 屋根に段差を設け高窓を配置する事で2階の生活空間が一層明るくなる計画としました。
	親世帯の玄関には県産材の腰板を使用。壁には珪藻土を使用する事で湿気や臭いを吸収してくれます。 木によって自然を表現させた和空間としました。
	子世帯の玄関は、直接2階へ続く階段が続いています。玄関から上を見上げれば、2階の大空間の一部を垣間見ることができます。 複数の窓を配置する事により、日中は沢山の光を採り入れ、夜は家庭の温かい灯りが零れています。
	階段下に計画した収納の照明を点ければ、階段の蹴込照明にもなります。暗い夜でも子供達が安心して昇り降りできる様に計画しました。
	1階縁側ののウッドデッキ。大おばあちゃんの部屋は、縁側を挟んで向かいに計画してあります。いつでも庭を眺める事ができて喜ばれています。 デッキ材は県産材の古木を使用し、非常に味のある仕上がりとなりました。
	2階のデッキは10帖以上ある為、バーベキューを行うことも出来ます。リビング側は屋根付の為、夏の日差しを防いでくれます。 デッキや目隠しも県産材で作製しました。
	子世帯の玄関から登って来れば開放的でモダンなダイニングキッチンが広がっています。奥さんの好みで、仕上げから設備・家具まで全てモノクロトーンで統一しました。 玄関とも一体空間なので見送りや出迎えをするのに不自由を感じません。
	リビングとは同一空間ですが可動間仕切りによって仕切る事が出来ます。天井は、豪快な登り梁構造の勾配天井とし、屋根に段差を設ける事で天窓の様な高窓を配置しました。日中は日差しが差し込み、夜には月明かりが零れ落ちてきます。
	リビングの壁面収納は壁に埋め込んでしまいました。市松模様の部分も収納になっており、非常に大容量の収納となっています。蓄熱暖房機上の目隠しは、リビングのTVをキッチンからは見る事が出来ますが、他の角度からの視線は遮断するよう設計してあります。
	親世帯の寝室です。ここにも自然の木をふんだんに使用しています。とてもリラックスする事ができるので毎日快眠間違い無し!です。
	子世帯は寝室もモダンな空間になっています。主照明だけでなく、間接照明や飾り棚の可愛いピンライトなどを計画する事で、複数の表情を演出できます。 長戸を開けばウッドデッキが広がっています。
	子供部屋にはロフトを計画。天井の蓄光クロスをロフト部分まで貼り込む事で、電気を消すとしばらくの間、星空が広がりプラネタリウムの様な空間になります。ブラックライトを使用すれば非常に明るく光り続けます。 子供達に大好評でした。
	屋根裏部分も登り梁構造とする事で大容量の屋根裏物置を計画しました。登り梁構造だと、束など邪魔になる構造材が無いので非常に有効に空間利用する事が出来ます。