|
子世帯玄関
子世帯のポーチ柱にはヒノキの親戚の『ネズコ』という木を使いました。
富山では知名度は低いですが、高山地方では非常に有名で位の高い材料です。
木目が綺麗ですよ。 |
|
吹抜け
この家の最大の特徴はなんといってもこの吹抜けだと思います。
最大天井高は8.5mにもなります!
リビングからのは本当に『見上げる』という表現が相応しい空間になりました。
大空間ですが断熱効果と蓄熱式暖房機のおかげで寒くない空間となっています。
化粧の構造材は県産杉材を使用し、大黒柱には国産ヒノキを使用しています。
2階から見ても高く感じます!
2階部分の窓にはLow-eガラスを使用する事で夏場の日差しをカットし、電動で開く窓も設置しました。 |
|
LDK
普段からホームパーティーを頻繁に行っておられる為、リビングとダイニングスペースには一体利用を前提とした可動間仕切を設け、非常に余裕のある計画としました。
天気の良い日は交流デッキとも一体で使用する事で大人数の参加も対応可能です。
キッチンは使い方に見合うだけの食器の収納量も確保しました。
奥さんの要望に応えて贅沢な設備を奢ってあります。 |
|
2Fフリースペース
2階にはフリースペースを設けてあります。
子供達が各個室で長い時間を過ごすのでは無く、なるべく同じ空間内で生活する為に計画しました。
約6帖分のスペースがあるため冬場はコタツを敷く事もできます。
デスクにはテレビやパソコンを設置する想定としています。友達が遊びに来た時は楽しい遊び場として、夜になると勉強をするスペースにと多目的に利用することができます。 |
|
親世帯玄関
親世帯の玄関は車椅子の利用を前提としてスロープを設置してあります。スロープの勾配は緩めに計画してあるので足の不自由な方やお年寄りにも上り易い様に配慮しました。
こちらのポーチ柱は国産ヒノキを使用しました。
座敷前に土間縁側を設け、家に上がらなくても座敷に腰掛けて近所の友人達と交流することもできます。
玄関ポーチと一体の屋根の中にスロープと土間縁側を計画したことで非常に立派な家の顔となっています。 |
|
廊下
親世帯の廊下にはお得意の天然の木目を活かした県産材の腰板を使用しています。
床材には酒樽を再加工した無垢フローリングを使用しました。
工事中は甘い洋酒のの香りが漂っていました(笑) |
|
座敷
座敷は1間のみの計画ですが、床の間には書院を設けてあります。
書院を設けることで格式高く、雰囲気のある空間となります。
最近は余り使うことの無い部屋になりがちですが、田舎ではどうしても無くてはならない部屋なんですよね。 |
|
親世帯居間
祖父母の生活の中心となります。
蓄熱暖房機の上のテレビを畳スペースでくつろぎながら観る。
キッチンも一緒なので配膳の手間がなくなります。
居間からは直接寝室や脱衣室につながっているので非常に生活のし易い間取りとなっています。 |
|
交流デッキ
間取りの設計時に一番こだわったのがこの交流デッキでした。
最初に家づくりの依頼があった当初から独立型の2世帯住宅という要望でした。しかし、単純に独立させるだけでは親子の交流が減っていってしまう・・・。それはマズイと思い、お互いのメインの生活スペース同士をデッキで行き来できる様にしなければ!と考えていました。
親世帯は居間から、子世帯からはダイニングから、それぞれ生活の中心とデッキを一体利用できるようにしてあります。
子世帯のほうがパーティーやバーベキューをしていれば自然と一緒に参加できる。そんなスペースとなっています。
お互いの目を気にしながら生活するのではなく、お互いの事を気づかいながら生活していける家がナガシマの考える2世帯住宅です。 |
|
勝手口通路
車庫から勝手口までの通路にはスロープを計画し、利用しやすいようにしてあります。こちらのスロープも歩きやすい勾配としました。
中の勝手口は共用スペースとし、そこからお互いの世帯へ行き来する事ができます。
区分登記をする為に、勝手口以外の共用スペースを無くしお互いが完全に独立しています。
区分登記をすることで、これだけ大規模な住宅ですがお互いの世帯が不動産取得税と固定資産税の減額措置を受けています。
このお宅の場合は区分するのとしないのでは3年間で140万円以上の差が発生します。
家づくりにはこういった税制や各種補助金のアドバイスも欠かすことができません。 |
|
多目的土間
住宅部分と車庫部分に間を設けることで多目的土間を計画しました。
土間側の窓にも明かりを落とす為に屋根にはガラス瓦を使用しています。ガラス瓦には裏側が結露するという欠点がありますが裏側も外部扱いなので問題ありません。
このスペースは納屋としての使い方や物干・遊び場・駐車スペースとしても利用できます。
垂壁上部の格子には、光は通すが風雨はほとんど通さない工夫がしてあります。 |
|
車庫
車庫は4台分計画してあります。
出入り口は電動オーバースライダーを設置しました。
雨や雪が降っていても車の中からリモコンで開閉が可能な為、非常に便利です。
また、オーバースライダーはシャッターよりも風に強く、古くなった時の『キーッ、ギギーッ』という音が出ません。しかも開閉時間が非常に短く、停電時にもワンタッチで手動に切替が可能と至れり尽くせりとなっております。
※注:オーバースライダーの営業ではありません(笑) |
|
カバ材無垢フローリング
子世帯の1階の床材には15mmのカバ材を使用してます。たまたま問屋から特値で入荷した在庫があったので合板フロアと同額でサービス提供させて頂きました。
25坪限定でしたが、1階と階段の踊り場分でピッタリだったので即採用決定!
こんな事が出来るのも当社が木材屋だからこそ!社長に感謝です。 |
|
吹抜けと2階の開放空間
構造見学会で見て頂いた巨大な棟木と、それに架かる登り梁を現しにしながら、当社定番の杉の無垢材の羽目板で勾配天井を仕上げてあります。
ヒノキの大黒柱は2階の桁まで伸び、その上は5寸の束で棟木を受けています。6.5寸の大黒柱のお陰で広い空間でも柱が細く見えなくて良い感じになりました。
1階のリビング・ダイニングからの天井高は最高で8.5mになります。
完成見学会でこの空間を是非体感して下さい! |
|
吹付断熱施工前
吹付断熱施工前は外壁面に貼った構造用合板が中から見えます
登り梁などの化粧材に断熱材が付着しない様に綺麗に養生(保護)する事から吹付工事が始まります。 |
|
吹付断熱施工後
外壁に貼った構造用合板は全く見えなくなりました。断熱材は70~120mm程度の厚みを持たせてあります。一般的な断熱方法では実現できない快適・開放空間造りを可能にします。
今後の進行にもご期待下さい! |
|
外壁下地合板
外壁には構造用合板を貼り付けることによって耐震性を上げています。この合板は今後の吹き付け断熱の下地としても利用します。
この時点で建物は非常に強くなっています。 |
|
瓦完成
瓦工事がひとまず完成し全景が分かるようになりました。まだガラス瓦を入れる部分は完成してはいませんが、雨水が入ることは無くなり一安心です。 |
|
野地板完成
屋根の下地となる野地板が完成。
建物の形が分かりやすくなりました。
それにしてもデカイです! |
|
建前 2日目
家の要となる棟上です。
棟の材料は、長さ約10m・梁背405mm・梁幅210mmの『おやべの木』を使用。
この棟木に登り梁が架かります。 |
|
登り梁を架けている様子。
普通の梁と違い斜めに架けなければならないのでトビさんも一苦労です。
登り梁は大小あわせて18本架かります。 |
|
何とか建前完了。
写真ではスケールがイマイチ伝わらないのですが実物を目にすると本当に圧巻で一見の価値有り!です。 |
|
建前 1日目
まずは1階の柱を立てて建前スタートです。
大きい住宅なので、1階の柱だけでも100本以上あります。 |
|
この建物で一番長い材料です。14mオーバーの材料は、梁背360mmの大径材でも細く見えてしまう程です! |
|
1日目が終了です。
何とか1階部分は完了しました。
明日は2階を建てていきますよ~。 |
|
建前準備
床の下貼りもほぼ完了しました。後は足場を組み終えれば週末の建前に向けて準備万端です。
週末は天気も良さそうです。皆さん期待してて下さい! |
|
土台伏せ
基礎工事も完了して、大工さんが土台を設置しています。土台には檜を使用している為、現場には良い香りが漂っていました。
間近に迫った建前に向けて、床の下貼りまで作業を進めます。 |
|
ベースコンクリート打設
天気が良くなったので基礎のベースを打設しました。
手前の基礎の立上がりの無い所には、2世帯間のコミュニケーションが取れる様に計画した交流デッキが設置されます。 |
|
基礎配筋
基礎の配筋が終わりました。この後は天候を見ながら、ベースコンクリートの打設を行います。 |
|
きざみ作業
大工さんが手加工で材料をきざみます。最近は機械加工のプレカットが主流ですが、ナガシマの家づくりは大工さんの手でないと実現出来ません。
写真の材料は14mの1本物。建前は休日に行う予定ですので見学に来て下さい。案内しますので新着情報を要チェックですよ! |
|
丁張り
基礎の位置や高さを正確に出す定規の事です。これを基に基礎屋さんが基礎を造ります。
丁張りは建物の輪郭から1m程度逃げて真四角に作るので実際より非常に大きく見えます。覚えておいて下さいね。 |
|
地鎮祭
土地神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式です。
工事中の安全祈願の為に行います。 |