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周りには豊富な自然が広がっています。
屋根の瓦は周囲の自然に溶け込むように特殊色の深緑にしました。日本瓦を使いながら洋風デザインの要望にお応えしました。外壁は、1階に乾式タイル貼りを採用し、2階部分は金属サイディングとしています。 |
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ポーチには7寸角の檜(ヒノキ)柱を使わせて頂きました。玄関ドアは全開放できるよう両開きとし、開放的に来客者をお出迎えします。 |
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玄関に入ると県産材の腰板が目を引きます。天然を活かした不揃いの紅白が唯一無二の価値を与えます。
木目が綺麗に出ている化粧梁はケヤキの古材を再生しています。 |
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ケヤキの敷台は解体した旧家の広間前の敷台に使われていた物を加工して再生しました。加工前は木目が分からない位風化していましたが、素晴らしい木目の敷台として生まれ変わりました。一見の価値有り!です。 |
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以前は広間と茶の間だった枠の内はリビングとダイニングキッチンに生まれ変わりました。キッチンの天井は登り梁による勾配天井で開放感をだし、2方向からの高窓によってリビングまで光を届けます。以前の暗い空間からは想像できない空間に再生成功! |
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リビングとダイニングキッチンの間の垂壁の漆喰壁は撤去して光を通す造りにしています。リビングが非常に明るくなり、リビングから外の景色を見る事もできます。リビングの天井の一部は吹抜にもなっていて一層明かりが差し込みます。 |
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リビングには施主こだわりの薪ストーブを完備。ワインレッドのストーブが枠の内と巧くマッチしました。断熱と相まって薪ストーブだけで80坪の家を丸ごと暖房しています。冬でも暑い位でした。 |
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リビングと座敷は隣接しています。建具は壁に収まるように計画しました。リビングからは座敷を通して庭を見ることができます。冬でも暖かいので、いつ伺ってもどこの建具も開けっぱなしです。 |
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座敷は白木造りとしています。最近は明るいイメージを求める方が多く、漆塗りの座敷は少なくなりました。実は、長押や鴨居や台輪廻り縁までも県産材を使っています。品質が悪いと言われがちな県産材ですが、質の良い品物も少なからず取れます。木の事ならお任せ下さい。 |
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帯戸です。以前の家に使用されていた帯戸です。なんとこの帯戸はケヤキの1枚板でした。間口が15尺ある為に1枚の戸幅は1mオーバー。材料・漆塗り・加工含めると高級ミニバンが買えちゃいます!(驚)
さすが歴史ある旧家は違いますねぇ。 |
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2階ホールの手摺は県産材で作製。杉の赤身材を使う事で、床の無垢花梨フローリングとマッチさせてます。 |
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2階にもリビングを計画。天井は杉の羽目板。床には酒樽再生フローリング。腰板は木曽ヒノキを使用し、自然感満載に仕上げました。窓から望む景色もまた自然イッパイ。夏の深緑から素晴らしい紅葉と、季節を感じながら現場が進んでいきました。 |
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リビング横の寝室。正面の窓はキッチン上の吹抜けにつながっており、光と共にストーブの暖気を届けます。ここから昇って来た暖気は、2Fリビング~廊下~階段を経由し、1Fリビングへと循環します。熱溜りを防ぎ、計画的に空気を自然サイクルさせる事で家の大半を暖めています。 |
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寝室にはウォークインクローゼットを計画。黒い筒は煙突です。2重煙突の為表面温度は50度程度にしかなりません。が、この煙突は暖房器具にもなります。引戸を閉めるとポカポカ暖か空間に早変わり。洗濯物もすぐに乾いちゃいます。
奥さんはデスクワークをここにこもって行っているそうです。 |